メンバー:A久L、H光

1日目
4:45 五十沢キャンプ場発 - 7:10 取水口 - 8:30 4合目 - 11:00 本谷沢出合 - 17:00 C1

2日目
5:45 C1発 - 10:30 牛ヶ岳頂上 - 裏巻機登山道旧道下降 - 16:30 五十沢キャンプ場

●1日目

五十沢川を見下ろしながら登山道を進む。渓谷が狭まりゴルジュに雪渓が詰まる頃、取水口に到着。
エアリアでは点線ルートではあるが、一応ここは登山道。「この先は急峻 引き返す勇気を」という看板が。。。

QOb0oRprtZOcwPJXdKWpkEHibysZ21fe2LuC5_9RTfBo=w1210-h908-no

P8012507

取水堰堤では鎖を使って水流モロかぶりで通過。その後鎖場連続の大高巻きはヘルメットを被って行動する。
ほとんど無いマーキング、補助ロープなしのスラブ壁のトラバース等、一般登山者受け入れて良いのか?と疑う厳しい一般登山道を一旦200m巻き上げてから五十沢川本流に下降し、やっと4合目に到達。
しばらく本流を遡行したところでS子さんが体調不良を訴え、先に下山する事となった。
本来であれば全員で下山するのがあたりまえだし、そのように話したけど、合宿前の大事なプレ山行を実施してほしいという本人の申告に悩みに悩み、結局甘えさせてもらう。

wpN92lSkfKKFiE_jt62u-yAQ14sBXJd3MjZSdLwBU_Uj=w681-h907-no

bOgCfNuWKNN1vlqt9XqN0ag-sG1ZB_LZ_45HSoxtO7hg=w1242-h907-no

本谷沢の出合まではしばらく本流の遡行。雪渓を高巻き、そのままヤブ斜面をトラバースして適当なところから懸垂。
スノーブリッジの先には本流をまたぐ石橋が。水流がくり貫いた自然の造形に驚く。その後はしばらく癒し渓が続く。
前方左岸から豪快な滝が本流へ落ちる。これが本谷沢の出合だ。出合の10m滝はロープ出せば登れそうだけど、遊んでいる時間も無いので、右手のガリーからブッシュを繋いで越える。

本谷沢に降り立つと、浅いゴルジュの中に水流に磨かれた甌穴系トイ状小滝が連続する。
ハングした滝に前方を阻まれ、左手の甌穴状のルンゼをショルダー2回で超える。でかいH光君はもしかしたらショルダーに乗るのは初めてだったかも?

大きなインゼルの先の8m滝は左の草付きからロープを伸ばしてクリア。しばらく渓は開け、青空の下の遡行。
前方に50mはあろうかという大きな斜瀑が見える。岩の中央を水流が削り、巨大なトイ状となっていて見事。
フリクションを効かせて登りきると、狭いゴルジュとなり、チョックストンを3つも持った15m直瀑に出くわす。これも凄い光景。ここは左から低く巻いた。

0oiE90QDPjHmMUXGVWjInH4wvNnuhjQ5n3oGpPqYCQg2=w1210-h908-no

いくつかの滝を超え、登れない滝は高巻き、沢床へ懸垂で復帰しようとすると、前方に巨石が詰まったゴルジュが見えた。
ここは先にH光君が降りゴルジュの偵察に行く。なんとかなりそうとの事で、沢に降りることにする。
巨石の間を縫うように進むと、CS滝に阻まれる。水流脇のクラックにカムとハーケンを決め、1段目をH光君が突破。
2段目は水流をモロに受けながらカムA0でA久が突破した。

kwLpIJ39kSq21XJuC_sc3Wns-E89dI8_YCaWAx_gDHH9=w1210-h908-no

前方に突如スラブを裂くような深いゴルジュが登場。近づいても中は覗けそうにない。
左岸の草付を登り、上部のスラブに1ピッチロープを伸ばしてこれを超える。

巻き終えたところで17時。もともとテン場が少ないという情報だったが、そこそこ寝れそうな草の斜面にタープを張り、ちょっとだけ焚き火をして就寝。

zbcX8VsvWJ3w1SVNHR5zCw3sbDcuMIH100CuwopDc2Pz=w1210-h908-no

P8012596

2日目

朝一は泳ぎを避け、ゴルジュをかるく巻いて懸垂で沢に復帰。右岸から滝で出合う支流を2つやり過ごし、沢が90度左に屈曲した先に見事な40m滝とぶつかる。

1ピッチ目は滝の下部はH光君がフリクションを効かせて滝を横断し、草付きの中断でピッチをきる。
2ピッチ目はA久が右岸草付きのバンドから上段の滝直下まで伸ばし短くきる。
3ピッチ目は左岸のブッシュから巻き上がり、滝上に懸垂無しで降り立つ。

P8022599

その後、周りのブッシュは笹草原と変化し、渓も細く源流の雰囲気となる。
が、このまま終わるかというと小さいながらもナメ滝が続き、これが結構ぬめって緊張の遡行はまだまだ続く。

P8022614

P8022622

巻機のやさしい稜線が見えてくると、いよいよ渓も細くなり終盤を迎える。水が冷たくなったと思うと、源頭は大きな雪田だった。

今日も天気が良い。火照った体に冷たい水をたらふく流し込む。最後はヤブ漕ぎなしで牛ヶ岳へ到達した。
(A久)

P8022623