Y本です。
入会1,2年目の準新人パーティーで谷川に行ってきましたので報告します。
I田君、N島さんは谷川デビューになります。
15時間半の長丁場で思い出深い山行になりそうです。

メンバー:Y本L、I田、N島

5:00  一ノ倉沢出合
6:50  テールリッジ取り付き
7:30 南稜テラス
8:30 1P開始~9:20 2P開始~9:50 3P開始~9:57 4P開始~10:30 5P開始~11:45 6P開始
12:33 全P終了
15:55 国境稜線
17:00 谷川岳(トマの耳)山頂
17:10 肩の小屋
18:00 出発
20:40 ロープウェイ駐車場

予定通り4時に出発。周囲に人は見当たらない。
5:00一ノ倉沢出合。よく写真で見る景色が目の前に現れテンションが上がる。
しばらく進むと雪渓末端に到着。亀裂が至る所に入り、見た目は危なそう。巻き道もしっかり踏み跡があるので、高巻きする。これが判断ミス。
すぐに踏み跡は薄くなり、進むのが難しくなる。雪渓も上から見ると、しっかり残っていたので、戻るよりも懸垂で雪渓に降りた方が安全と判断したが、なぜかそこだけ雪渓が崩落していて下降は困難。Y本さん登り返す。結局、ロープで確保しながら元来た道を戻る。そうこうしているうちに1時間半をロス。3パーティーに抜かれる。
雪渓末端に戻ってよく観察すると、右岸側を辿れば、安全に上部に上がれそうなルートを発見する。

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6:50テールリッジは、雪渓が残っていて問題なく渡れる。

8:00南稜テラスにつくと、さっき抜かれた2人Pが登り始め、3人Pが待ちの状態。
他にも中央カンテと変形チムニーに1Pずつ。中央稜にも後から1Pが取りついていた。

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登攀の順番はI田→Y本→N島の順で2ピッチずつ行くことに決定。

時々待ちが発生したが、特に難しい点もなく全員フリーで登攀終了。
南稜の先行パーティーは全員6ルンゼ下降。

13:30終了直後、国境稜線に向かうも、岩が濡れて、難しくはないが落ちたらヤバイ。I田リードで慌てて2ピッチロープを出す。

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その後、蒸し風呂の様な暑さで大汗をかきながら、国境稜線に向かう。
一箇所、これまた落ちたらヤバイ箇所があったので、N島リードでロープを出す。ガレガレの岩で嫌な感じだが無事に突破。

このあたりで全員の水が切れる。後は忍耐の歩き。
15:30国境稜線に、
17:00谷川山頂に、
17:10肩の小屋で水分を補給し、カップラーメンを頬張る。小屋のご主人と南稜の話で盛り上がり、ぬれせんを頂いたのはいい思い出。18:00出発。

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田尻尾根の途中で真っ暗になる。駐車場の前でようやく川に合流すると、我先にと川の水をガブ飲み。それ程喉は乾いていた。
20:40駐車場着。

各自、反省点と課題は多く見つかったと思う。あまりに濃い内容で、想像をはるかに超えて、多くの事を谷川に勉強させてもらいました。
とにかく、安全面を気にして、誰かが少しでも不安ならロープを出す方針だったので、その分時間がかかりました。

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<N島コメント>
谷川、劔のクライミングがしたい。そう考えて、岩組のみなさんに混ぜていただいてトレーニングを積むことになった。
そしてついに谷川に行ける!上手く事が運ぶかに見えたのが6月初めだった。
が、そこは6月。週末の度に雨が降る。空模様をこんなに恨めしく思ったことはない。
ついに梅雨が明け、ぶなとしては後輩ではあるが、アルパインとしては先輩になるY本さん、I田君に同行させてもらうことになった。
少々暑すぎて熱中症になりそうで大変ではあったが、文句のない好天の下、谷川の壮大さを実感することが出来た。
初めて一ノ倉に足を踏み入れたわけだが、登山界の諸先輩方を魅了し続けたこの山の魅力が、まだまだほんの少しなんだろうけれど、分かったように思う。
藪を漕いで国境稜線に到達したときは、これ以上ない程の達成感を得ることが出来た。
こんなに素晴らしい思いを味あわせてくれて、Y本さん、I田君、ありがとう。(N島)

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<Y本コメント>
今回は1年、2年目の準新人達で谷川アルパインを無事にやり切り、とても充実した山行になりました。
しかもI田君、N島さん、は谷川デビューです。
一の倉沢から雪渓に取付く箇所では、一瞥しただけで無理と判断。この時に下から雪渓を観察していれば高巻きした時に懸垂で降りる箇所を失敗しなかったかと。
また下降時のロープを出す判断も難しいと感じました。
南稜登攀は岩もしっかりしていて、快適ですごく楽しかったです。景観も最高!
それから国境稜線までと駐車場までの道のりが長かった。ロープをしまったばかりなのにびしょ濡れの岩場が出てきて、3人で軽く議論していたら、変チの終了点にいるクライマーからも出した方が良いとアドバイス。
国境稜線まで150m位かと思っていたら勘違い。すげー長くてすごーく暑い。汗ダラダラで熱中症まであとわずか。山頂について握手、トマの耳でも握手、小屋に着いても握手。駐車場でも握手。
とくに山頂での達成感と笑顔、小屋のご主人と生きる伝説クライマーとの会話、真っ暗闇の中で沢を発見して水を手にすくった時の喜びは良い思いでになりそうです。
(Y本)