今シーズン、トラッドマルチに行けるようになりたいとの思いから、12月に海金剛スーパーレインを登るという目標を立て、それに向けて、K池、I田で複数の瑞牆マルチに行ってきました。
今回4本まとめてのルートの報告になります。尚、表記のピッチは瑞牆本の通り、記録はリード者が書いています。

11/1(日)Joyful moment
11/1(日)アウトサイダー・ズルムケチムニー
11/7(土)錦秋カナトコ(1、2P)+山族黄昏(3~5P)
11/17(火)山河微笑

メンバー:K池L、I田

■Joyful moment
日が当たるとぽかぽかして気持ちいい。でも風があると寒い。瑞牆エリア全体も見渡せて、南アルプスから八ヶ岳まで一望できる。特に難しいところもなく快適そのもの。

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1、2P K池 5.8(体感5.7)
浅いワイドを左上。傾斜は緩く足はスラブ上の壁に出して進む。ジャムがばっちりきまらないので、朝いち手が悴んでてちょっとイヤ。2Pはバンドのトラバースで、1Pと繋げてもロープは流れた。

3P I田 5.9(体感5.8)
ここから垂直のクラックを登る。高度感抜群。

4P K池 5.8(体感5.8) 
短いワイドのピッチ。リービテーションを使うという記録もあるが、斜度が緩いので普通にも行ける。

5P I田 5.7(体感5.7)
水平に歩いた後、4m位のハンドクラックを登る。支点はカムでセット。最後は頂上に突き上げて最高の気分。

おまけピッチ
下山時に頂上直下のチムニーを登ってみる。簡単だけど、畳んだロープが邪魔で登りにくい。

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■アウトサイダー・ズルムケチムニー
joyfulmomentとは違って、日陰の中からスタートする。湿り気が多い上に、登る人が少ないのか、どこかじゃりっぽく、泥で汚れている箇所も多い。荷物があると引っかかって登りにくいので持っていかない方がいい。

1P K池 5.8(体感5.8)
オフウィズスのクラックを登り、終わったら岩の上を太い木までトラバース。クラックは内側、外側ともに足が豊富で楽しい。右を向いたり左を向いたり、途中3回ほど身体の向きを変えた。

2P I田 4th
ただ歩くだけ、ランナー不要。どこでピッチをきればよいかよくわからなかったので、壁に行き当たったところで適当に区切った。

3、4P K池 3rd
崩れそうな岩を少々登った後は藪歩き。

5P I田 5.8(体感5.8)
一見ランナーはとれなそうなチムニーだが、意外なところでいろいろとカムが取れる。スモールカムもあるといい。

6、7P K池 5.9~歩き(体感5.9)
出だし付近のワンポイントのみ5.9。その後チョックストーンの内側を通ろうとし、ヘルメットを脱ぎ、ギアもデポして通過を試みたがつっかえる。外側を行ったら普通に行けた。

8P I田 5.7(体感5.7)
Jyoyful momentと同じクラックを登る。本日2回目。頂上に着いたら夕暮れの絶景。ヘッデンで下山する。夕暮れの瑞牆もまた良し!

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■錦秋カナトコ(1、2P)+山族黄昏(3~5P)(通称:錦秋山族)
ここも瑞牆全体が見渡せる。ただ、この日は風が強くて寒かった。クラックのルートと思ったら、結構フェースが出てくる。ルートも若干分かりづらい。

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1P I田 5.8(体感5.8)
さかさくの字のフレークをがしがしつかんで登る。小川山のホリデーっぽい。最後は突然スラブになってびっくりする。しかもジャリジャリしていて気持ち悪い。やっぱりホリデーっぽい。ちょっとランナウトして終了点へ。

2P K池 5.10a(体感10a)
出だしが悪いのでカムとナッツでプリクリップして出発。中間はスラブになりプロテクションがとりにくい。ペツルが2つあり、躊躇無く利用。その上にもう1箇所カムを決めようと悪戦苦闘するができず、テンション。カムをあきらめたら登れた。

3P I田 5.9(体感5.8)
宴会テラスを少し移動して3P目の取付点へ。中間部がバランスが悪い。最後は草つきを上がる。

4P K池 5.8(体感5.6)
次の取り付きまでの短いトラバース。最後は岩のバンドを水平トラバースするのが正解と思うが、古いリングボルトを嫌って近くの木まで3mほどクライムダウンした。逡巡した上クライムダウン用にたくさんランナーをとり、時間をかけてしまった。

5P I田 5.10b(体感5.10b)
難しいのはオフィズスだと思っていたら、核心は上部のフェイスだった。目一杯足を開いたらダイクに届いた!完全に身長課題。カムを開きぎみにセットして緩いクラックを抜けて終了。
下降路山河微笑のルートを辿る。途中で小さい娘さんをつれた親子と出会ったが、なんとY岸さん親子だった。下に人がいる場合は懸垂注意。
(ちなみにK池はダイクに届きませんでした。)

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■山河微笑
錦秋山族を懸垂下降したときに、このルートを見て、登る事を決めたルート。ハンドジャム、オフィズス、チムニー、フェイスと色々な登りが楽しめる好ルート。リービテーションも登場する。

どちらも1Pの泥で汚れた上にランナーがとりにくそうなピッチを嫌がる。しょうがないので男気じゃんけん(勝ったほうが喜びながら1ピッチ目を登るというじゃんけん)で勝ったI田が先行する。

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1P I田 5.9(体感5.8)
朝イチでテンションがあがらない。少し湿っているし、泥で汚れている。クラックもあるがフェース登りがほとんど。プロテクションが少し悪い。

2P K池 5.8 (体感5.8)
エスカレーターのような長い傾いたチムニー、圧巻の造形。チムニーの奥にハンドサイズのクラックが続きカムも決めやすい。ただただ楽しいピッチ。

3P I田 5.10a (体感5.10a)
木からうすかぶりのハンドクラックに乗り移る。その後のワイドクラックからフェースに押し出されるワンポイントが難しい。ワイドクラック、ハンドジャム、チムニーといろいろ出てきて面白い。

4P K池 4th、5PK池5.10a(体感4P=3rd、5P=5.10a)
山族最終ピッチのさらに右まで歩いてトラバース。5mほどクライムダウンしたところで5P目を開始。一段上がってから壁のフレークの間にはまり込む。途中まで快調だが、後半1mほどのオフウィズスが途中でつかえてなかなか上がれない。力尽きてテンション。初めてリードでリービテーションを試みトップアウト。

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下降路
同ルート下降。今日のルートを思い出しながら下る。瑞牆に冬が訪れようとしていた。

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