瑞牆山 大面岩 左稜線 2008/6/1

トラッドクライミング

S藤H明(記)、Ⅰ嵐H彰(神田山の会)

アプローチは、いきなりテントを忘れてというか、ルーフボックスのキーを誰かさんが忘れて、塩川ダムのあずまやで「露天」銀マット酒飲み就寝となる。

帰りは、鹿に車に追突される。先々週の富士山に続いて二回目でウンザリ(イガ車)。

1ピッチ目 5.10a/A1
10aらしいが、濡れ濡れの汚い壁でA1交じりになる。少しでも手足があると長~いランナウトになる、ツルツルに滑るから気持ち悪い。
(普通このピッチは巻く。)

2ピッチ目 5.10a+チョンボ
10aといっても、ワンポイントのみで、おおむね簡単。核心部は、カムが微妙に決まるので、まー安心。五十嵐、リード滑って落ちそうになる。肩を打ってツベコベシノゴノ。

3ピッチ目 Ⅳ
簡単

4ピッチ目 9
短い壁を登るが、落ちたら死ぬしもしれないノーピンで2歩ほどが核心。多分この2歩が「9」なんでしょう。その後は、とんでもなく恐ろしい空中遊泳みたいなトラバースをしてビレイ。

5ピッチ目 7
全く記憶に無いということは、簡単だったんなろーなーって思う。
このあたりから景色が素晴らしい。

6ピッチ目 5.10a/A1+チョンボ
ここは、本ルートのハイライト。イガ番だが、出だしのオムスビ岩に乗るだけでヒーヒーのヘタレモード、2ピン目までの7mのランナウトを見上げて、死にたくありませーんってロワーダウン。

H明に代わる・・しかし、この高度感にして、このピンの遠さにして、カチホールドだと、日頃から全く努力も精進もしていない体重重い私メにとっては、正直、とんでもなく恐ろしい。それでも、一手一手絶叫しながら、なんとかビレイ点まで辿り着く。危なかったー、冷や汗もんでした。(ピン遠い。)

7ピッチ目 7/A1
ボルトラダーで簡単だけど、人工からフリーになるところがワンポイント・レイバックでなかなかカッコ良かったでした。

8ピッチ目 Ⅰ
ほとんど歩き。

9ピッチ目 10c/A1
かなりくらいシビアな絶叫オフウィドゥス。出だしバックアンドフットで攻めてから、バックアンドニー、だんだん狭くなってバックアンドパーム、最後はとうとうヘッドロックで登る。
チムニーを抜けてからのカンテは人工にしないと落ちまくって時間ばっか喰って無駄。

さーて、下降がわからん、トラバースも屈曲あったから、どーも心許ない。2ピッチ同ルート下降、そこから、真っ下に懸垂する。

降りたら真っ暗。道に迷って、なにがなんだかメチャクチャになってしまう。ロスしたけども無事、車に戻って、鹿を轢いて帰途に就く。

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