メンバー:O田、他1

この日は自転車を持参、雪がすっかり消えた林道にも助けられゲートから荒川出合の橋まで45分で到着。途中で5人パーティーを抜き、「してやったり!」とほくそ笑んだのもつかの間、3ルンゼ出合でKちゃんが車にアイゼンを忘れたことに気が付いた。急いで戻ったものの、そこは往復24kmの道のり、予定より2時間遅れて11時半ブライダルベール取りついた。

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先週の雨の影響が心配だったがブライダルベールの結氷状態は今まで見た中で一番状態が良く、一ピッチ目終了点のハングの左側も完全結氷し、洞窟のようになっていました。
先行するのはゲートを5時に出発した2人パーティーとアイゼンを取りに行っている間に抜き返された2人組の2パーティー。

こちらは上部からの落氷を避けてKちゃんリードで取りつき。40m、ハング(洞窟)でピッチを切り、2ピッチ目はO田リード。ここは6級のグレードが付いているが、若干ハング気味の垂直なのは最初の3mだけであとは85度くらいが10mでここまでしっかり氷っていると困難度もほとんど無く、緊張感も感じない。(たぶん5級+)
ここを抜けると上部は4級~4級+の広い氷面で滝野幅も10m以上ある。先行パーティーは疲れが出たのかスピードががくんと落ちたのでその右を並行して登り、氷柱下のハングにある立木でピッチを着る。50m。

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3ピッチ目は再びKちゃんリード。が、10m程登った時点で、先行が動かなくなってしまったのでストップ。3ピッチ目最後は滝の落ち口でラインが狭く、先行パーティーのクライマーが疲れて登れなくなってしまったために、こちらもストップを余儀なくされてしまったのだ。
待つこと40分、やっとこの人がノロノロと登り切り、後続が落ち口を登るまで更に30分、合計1時間以上待たされました。おかげでこちらも落ち口上に出たのが4時になり、取りつきから4時間半もかかってしまいました。

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下降は3ピッチ目終了点からアバラコフで一回、次が右岸の立木、3回目も立木で懸垂し、取りつきに降り立つ。懸垂は途中のアバラコフを使えば60mロープなら2回で降りられます。
滝はまだしっかり氷っていますのであと1~2週間は登れそうです。

先行パーティーが疲れて登攀続行が困難になってしまったのを見ても分かる通り、この滝を登るには5級プラス以上をリード出来る技術と50m一杯、ずーっと5級クラスの氷壁が続くピッチを登り切りる体力と持久力が必要です。
特に3ピッチ目は5級以上のグレードが40m以上続きますので、たとえば先週登った犬殺しの滝等よりはるかに体力的に厳しく、わたしもフォローしながらテンションの誘惑に駆られました。その意味でこの滝の核心は3ピッチ目と言えるかも知れません。少なくとも今の氷結状態ではそう言えます。

翌日は雨の予報なのでネルトン右のラインは諦め、日帰りで車に戻りました。下りは自転車でわずか15分と超高速下山。5人パーティーを途中で抜き、うらやましそうに見られました。
(O田)