上高地 霞沢岳 中千丈沢 2015/3/28

アイスクライミング

金曜夜、塩尻のおやじサウナ組は朝まで飲んでしまって・・遅刻、健全な若者チームが先行して、ジョーズ、一角獣へ、出遅れオヤジ軍団は酒臭い息で、ハバネロ、ゼットへ、後に合流しました。
H坂くんは、全部の滝を登ることができてシーズンラストにして大好きなアイスを堪能できたようでした。
個人的には、初めてハバネロを登りましたが、なかなか難しいです。WI5 はあるかな?という印象です。
ポカポカ陽気だったのですが、氷の状態は良く、雪も沈んで氷の露出も多くて登り易かったです。
早春の上高地はとても美しかったです。ゴールデンウイークに向けて道路の除雪作業が着々と進んでいました。
日曜は雨予報だったため、暗くなるまでガシガシ登って、降りて、沢渡で宴会をして日曜の朝帰りました。

a:H明-M上 ハバネロ・ゼット
b:N野-T濱-M藤 ゼット・ハバネロ
c:S口-T石(MGC)-H坂 ジョーズ・一角獣・ゼット・ハバネロ

【ご参考】 ここ3年間登ってのグレードの印象です。
・コメット WI3-4(登ってないが見た感じ)
・ハバネロWI5
・ミルキーウェイ WI2-3
・ゼットWI4-5
・一角獣WI4-5
・ジョーズ WI4-5
・サイドワインダー 不明(忘れるくらいだから簡単)
・達磨アイス WI2-3
・鷹の爪 WI4-5

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■S口コメント
S口は昨年に続き2回目の中千丈沢。雨の予報のため、日帰り装備とする。
釜トンネルを抜け、焼岳や穂高連峰、大正池を眺めつつ中千丈沢へ。
ハバネロやミルキーウェイ、Z(ゼット)を横目に見ながら一角獣とジョーズのエリアへ。
ジョーズに1パーティーいたため、まずは前回登る時間がなかった一角獣へ。

○一角獣
9時半、登攀開始。
アプローチの下段の滝は、T石さんがリード。
見上げる一角獣の氷柱は昨年眺めたより小さく感じる。
今シーズン、もっと大きな滝を登ったので余計そう見えるのかも。
S口リード、H坂トップロープ、T石リードで各自1便ずつ登る。4級くらい。
以後、各滝ともS口・T石はリード、H坂はTr.で登る。

○ジョーズ
横移動してジョーズへ。ジョーズは右寄りの段々状を登れば3級くらい。
それではつまらないので、中央にある下部が立ったラインに取り付く。これはなかなか奮闘的だったが登れた。易しめの5級。
H坂くんも同ラインを登る。ツヨツヨのT石さんも同ラインをノーテン。

○Z(ゼット)
Zのずっと上に人の姿がある。2ピッチ分登ったらしいN野さん達が降りてくるところだった。
文字通りZの形をしたアイスの下段を登り、上段に取り付く。上段は左上すれば4級くらいだろう。
そのラインは前回既登なので、その右側にあるバーティカルなラインを選ぶ。落ち口直下がほんの少しかぶり気味。
先ほどのジョーズのラインよりもう少し難しい感じだが登れた。5級。
H坂くんが登ったあと、T石さんは上段を左上するラインで抜ける。M上さんもリードでトライする。

○ハバネロ
ハバネロに行くと、H坂くんが豪快に落ちてロープにぶら下がっているところだった。
H坂くんは、一角獣・ジョーズ・Z・ハバネロと4つ登って満足できたかも。
時刻は17時近く。N野さん達はこれで下山すると言う。あと1時間ちょっとで暗くなるだろう。
この時間からさらにT石さん、S口は各自リードで登ることにする。左寄りの立った部分が長いラインに取り付く。
先に登ったT石さんはきっちりとノーテンで抜ける。ヘッ電を携行してS口も登る。
うす暗くなってきたけれど、焦って落ちるワケにはいかない。これも5級。
ヘッ電を点けて懸垂下降しながらスクリューを回収する。

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こうして4つの滝を全てノーテンで登ることができた。
ジョーズやZでは既登のラインではなく、難しめのところをトライしたのも良かった。
今回初めて一緒に登ったT石さんが5級くらいではテンションしない強―い人だと分かった。
T石さんとH坂くんというエネルギーがあり余ってる若者二人に不完全燃焼と思われないように、中年の身体にムチ打って精力的に4つの滝を巡ったつもり。
でも、先週のヘロヘロになった鹿島槍北壁のあとなので、シーズンを締めくくる今回のアイスはお気楽で良かった。

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