メンバー:A山L、T内

8:05 登攀開始
14:00 取り付きに戻る

・1p Ⅴ+ 30m A山
朝イチからこのグレードはつらいものがある。
ピンは少ない(と書いてあった)。
出だし凹角を7m登る。残置あり。ハンマーで確認。効いている。でも念のため、NPセット。
そこから左のカンテに上がるところ悪し。ピンなし。ビビる。
持っててよかったエイリアン。
効いてよかった軟鉄ハーケン。
大岩の下にはテラスあるも、支点なし。あと5m登る。木にはばまれながらも突っ切る。終了点は注文のビレイ点横3m。ペツルあり。

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・2p Ⅳ+ 25m T内
大岩の上をヘつる感じで乗り越す。
そうすると左からヤブ尾根が近くなり、岩が積み重なり、わやわやとした感じに。その上の立ち木でビレイ。

・3p Ⅴ+ 10c/d 30m A山
ビレイ点の上にリングボルトを見つけたので、その上のフェースがルートと思い込み、アブミ一台だけ持って突撃。
しかし、その上が見いだせない。黄エイリアンを薄いクラックに突っ込み、ハーケンを打とうとするが、回りを全部触ってみても入っていかない。ええい、ままよ。と思い、黄エイリアンに命を託そうと登り始めるが、思わず蹴ってしまい、エイリアンがくるくるとT内さんのもとへ。意気消沈、かつビビりが始まり、クライミングダウン。
なんとかボルトのところに戻るが、どうしようもなくボルトにテンション。そして取りつきへ復帰。
テンションしたことに大いに恥じ入るが、そんな時間もないので周りを探る。するとビレイ点から4m先の浅いクラックに残置が点在しているのを発見。どうもビレイ点が下だった模様。
気を取り直して、登り始める。
上部がハングになっていたので、そこが人工セクションと思っていたが下の浅いクラックが大変悪い。とにかくガバがない。
残置が複数あり、プロテクション設置の時間は削減できるがどれも信用ならないものなので落ちられない。吠える。
足もキョンやらスメアやら、総動員。
なんとかかんとかハング下のテラスに着く。これからハングだと思うと気が滅入る。

T内さんに一声かけて、休憩。こういうときは、今から別のルートに取りつくという自己暗示が一番である。
落ち着いたらルート観察。適度にガバがある。そのガバに届きそうなフットホールドも確認。
「これ、いけるんじゃね」と若者を気取る。
スタート。思ったとおりガバである。
本当は浮石ではないかとビビっていた。
めっちゃ持ちやすく見えるホールドが実は浮石。アルパインではよくあるパターン。でもすごくしっかりしていた。
また、吠える。でも今回は「ラッキー!」交じり。
そのあとの凹角もこなし、ビレイ点へ。
下のクラックは10cはあった。ハングも入れて10c/dの評価。
T内さんを迎え入れる。

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・4p Ⅳ 30m T内
左方カンテの大テラスまで。ピンはない。でもNPはしっかり効めてある。ひたむきな練習の成果と感じ入る。

・5p(左方カンテに合流) Ⅴ+ 30m T内さん
木登り、チムニー、クラック。多彩なピッチ。
上から降りてきたコージさんとおしゃべりしていて残置カムを見落としたりしていたが、NPはばっちり。
ムーブもあって結構大変なピッチだが、安定してこなす。
これも日ごろの鍛錬の成果である。

左方カンテ最後のモナカフェースは大落石事故の恐怖がさめやらないので割愛。注文側から懸垂で地面へ。
ここの懸垂は極めて快適である。

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【感想(T内)】
A山さんが行ったことがなくて、あまり記録を見かけない「無名ライン」。行ってみましょー!と気軽に言ったものの、1ピッチ目からフォローなのに、チョーこわい…。90度のカクっとしたカンテをクルっと外側に出て行く場面が多いけど、普段そんなムーブないし…。
3P目の体感10cの下部をこなしているときに、思わずA山さんに「終了点はしっかりしていますか?(落ちそう…)」と声を掛けると「脆弱」とのお返事。。こんなお天気の良い日に、私はなんでこんな恐怖と戦っているんだろうと思いながら乗り切ったものの、次は苦手なハング…。なりふり構わずA0で登り切る(とはいえ、残置スリングの位置が私には遠かった(><))。 自分のピッチは、木を乗り越えたり、溝を見つけてカムやらナッツやらを使うことができて勉強になり、かつ室内ジムにはないムーブ(後ろの壁を使う)もあって楽しかった◎ 終了点からの見晴らしが良く、最終的には気分良く登攀終了。まっすぐに降りていく懸垂も気持ち良い。