[メンバー] NG野(記)、AI(会員外)
5/28 8:50 九十九谷登山口~9:00 登山道を外れ沢を登る~9:10 二俣~9:40 登攀開始(2ピッチ目から)~13:30 登攀終了~14:10 登山道(見晴岩で休憩)~15:20 九十九谷登山口
5/29 7:20 下仁田サンスポーツランド~8:00 物語山徒歩55分案内板~8:30 めんべ岩~8:50 登攀開始~10:10 登攀終了~10:30 懸垂下降(取付きで休憩)~12:15 下仁田サンスポーツランド
ROCK&SNOW 094 号で紹介されていたちょいヤバ・ルートへ。
グレードを追うのとはひと味違い、不確定さが心を刺激する、冒険的な楽しさを味わってきました。
■九十九谷 中間尾根ゴリラルートIII
・アプローチ
黒滝山登山口駐車場に車を停める。
車道を戻ると九十九谷登山口の案内板。
ここに水場があります。
登山道を10分ほどで沢に下り、そこから登山道を外れて、沢の左俣を10分ほど登ると二俣。
取付きどこかなと右往左往していると、苔むしたアンダーフレークの岩の横に出た。
これが1ピッチ目とのことだが、割愛して、右側斜面を上がり、テラスへ。
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00085_R-512x384.jpg)
・2ピッチ目 30m V
右の方にリングボルトが見えるので、そこに向かってトラバースし、直上。
トラバース中にブラックダイアモンドのペッカーのようなものが打ち込まれている。
リングボルトまで着いて、上部を見ると、もう一つのリングボルトが見える。
支点はそれだけ。
フリクションは良いが、突起している結晶が取れるので、しっかり確認しながら登る。
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00100_R-512x384.jpg)
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00101_R-512x384.jpg)
・3ピッチ目 20m III
右に回り込んで、カンテを登る。
易しい。
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00121_R-512x384.jpg)
・歩き 40m
ロープを畳んで藪の斜面を上がる。
・4ピッチ目 50m IV
凹角沿いを登り、スラブ。
凹角はカムが使える。
凹角が途切れた後の、スラブの一歩が怖い。
それを越えれば、緩傾斜になり、見晴らしも良く快適。
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00132_R-512x384.jpg)
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00155_R-512x384.jpg)
・歩き 30m
藪の斜面を上がり、岩壁基部のテラスへ。
・5ピッチ目 20m IV
岩壁のどこを登るのか迷うが、左側の凹角沿いを登った。
下部の僅かなクラックにトライカムとボールナッツを決める。
中間部はプロテクションが取れないので、落ちるわけにはいかないと、緊張する。
上部は脆そうな岩で、剥離に気を付けて、慎重に登る。
抜けるとリッジになっており、右に歩いて立木まで。
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00174_R-512x384.jpg)
・6ピッチ目 20m IV
小さな岩壁を越え、緩傾斜の斜面を登る。
岩壁の凹角右側のフェースラインを登った。
出だしにボールナッツを決め、ボルダームーブで乗りあがる。
ヒヤヒヤする。
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00190_R-512x384.jpg)
・下山
アプローチシューズに履き替えて、尾根を上がると、登山道に合流する。
少し歩くと、見晴らし抜群の見晴岩へ。
ここで休憩し、下山。
僅かなプロテクションで、脆いところもあり、十分な注意が必要だけど、ピッチ数もグレードも手頃なマルチで、楽しめました。
■物語山 めんべ岩
・アプローチ
下仁田サンスポーツランドに車を停める。
林道を登っていくと、物語山徒歩55分の案内板。
そこから沢に入り、左の尾根に上がる。
尾根を登って行くと、立派な岩壁に辿り着き、右から巻いて、さらに登ると、めんべ岩のコルに着く。
・めんべ岩 40m IV
中間部までクラックが続き、上部はフェースとなる。
残置ピンはたくさんあって、クラックセクションではカムも使える。
出だしから、少々まごつき、IV級と聞いていたが、うんと辛く感じた。
ホールドは持ちづらいのが多く、剥離もあったりして、難儀しつつも、なんとか抜ける。
秘宝が眠るというめんべ岩のピークは、意外に幅が狭い。
注意して端まで行ってみるも秘宝は見当たらず。
下降は、灌木を支点に、同ルートを懸垂下降。
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00304_R-512x384.jpg)
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00312_R-512x384.jpg)
![](https://www.bunanokai.jp/wp-content/uploads/2022/06/DSC00378_R-512x384.jpg)
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