瑞牆 十一面岩奥壁 Joyful Moment ~ 正面壁右岩稜 継続 2022/6/13

アルパイン(夏)

【メンバー】Lビックワン、クロスケ(記)

6/13 6:30 植樹祭公園 – 8:00 Joyful Moment 取付き- 10:00 終了点 下山 – 11:00 正面壁右岩稜取付き – 15:30 終了点 – 18:00 植樹祭公園

ビックワンパイセンと瑞牆でマルチ継続してきました。一緒に登るのはなんだかんだで初。


風が強く寒い朝。何を着ていくか悩みながら取り付きへGO。この時期のマルチは日が長いので行動に余裕があっていい。

十一面初来訪のクロスケに、「これが末端壁」「これがあのアストロドーム」など、ぱいせんの解説付きで登っていく。あちらこちら歩けそうで、次来た時に迷子にならない自信はない。

「小ヤスリの上で挽きたてのコーヒーとか飲みたいよねー」とか話してたら取り付きに到着。

【Joyful Moment】

瑞牆の中では大勢が訪れる入門ルート。

1~2P 5.9/5.6 ビックワン

体が外に出されてグレード以上に怖いピッチ。フェース側に体を出した方が登攀は楽だが、その怖さを振り切れるか試される。

2P目はバンドをトラバースするだけ。

3P 5.9 クロスケ

いろんな広さのクラック30mとちょこっとトラバース。少しだけルーファイに迷う。割と広いクラックが続くし、と4,5番を温存したら結局使わず終了点まで連れて行ってしまった。

4P 5.8 ビックワン

ハング乗越した後のワイドが核心。

5P 5.7 クロスケ

山頂までちょこっと弱点を突く。

裏側からトンネルに潜れば懸垂せずに下山できる。ものの10分ほどで取り付きへ。小休止して右岩稜へ移動する。


【正面壁右岩稜】

少し前のロクスノに掲載された、再整備されたばかりのルート。ここだ。という部分だけ岩が綺麗になっている。ルートを外れるとコケやコロコロ剥がれる岩に悩まされる。元々あったリングボルトやハーケンが度々現れる。

1P 5.9 クロスケ

ちょうど太陽が真上に来て眩しい。中間部の一歩レイバックであげる箇所がグラウンドリスクもあり少し緊張する。後半は樹林帯歩き。2P目の岩壁の下でピッチを切る。

2~3P 5.9/5.9 ビックワン

木の向こう側には気持ちのいいハンド〜フィストサイズのクラック。女子的には少し広くて大変。ピッチはつなげても問題なし。

4P 10c クロスケ

大きなフレークに立つところから難儀。フレークの外から回り込んだらポロポロと表面が剥がれてきて怖いのなんの。スラブ壁にあるボルトに手が届いて一安心するも、見る限り手がかりがない。探りまくってトライするも足を上げきれずフォール。何度かチャレンジしたが時間も惜しいので結局エイドで突破。適度な間隔で打たれたハーケンを使ってピークに出る。

ここで懸垂下降。終了点と懸垂ロープあり。

5P 5.9 ビックワン

スクイズチムニー。岩のど真ん中を登攀できてなかなか面白い。ビレー点の真下から登り込む。

6P 10a ビックワン

80cm離れた岩壁に渡る核心1。浅いクラックを繋いであがる垂壁核心2。中にいれてもらえないワイド核心3。最終ピッチを飾るにふさわしいルートでした。これで10aとは、やはりワイドは辛い。

ベルジュエール継続予定だったがちょいと時間が厳しいので、右岩稜の頭でゆったりしてから下山。

ピッチ数はそこまで多くないものの、瑞牆グレードの5.9以上が連続してどのピッチも楽しく、充実の山行となった。ベルジュエールは単体でまた挑みに来たい。

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