■メンバー
LS見K子、S津A子、S山W、S藤D介

【9月23日】雨~くもり
計画では、1泊2日で3日目は予備日だったが、初日の天気が悪そうなので、初日は湯沢出合いで幕営し、2‐3日目で勝負、ということになった。
前夜、S津車(運転D介)で東北道をノンストップでひた走る。AM1時過ぎに津川駅着。
軽く飲んで寝ようとしたところに、ガンガラシバナ予定のH部P(LH部、Y田、K池、I嵐)
が到着。S山はさらにいっしょに飲んだので、寝たのは3時近くになってしまった。
翌朝5時半ころ駅員に起こされる。あたふたと撤収しH部Pと別れ、広谷川左岸の林道終点へ移動。至福の2度寝。
身支度をして、10時ころ駐車場出発。途中、ナメコが少しだけとれた。約1時間で湯沢出合い。
そこから広谷川本流を5分ほど進んだ所に、快適そうな河原があったのでそこにタープを張る。
午後に雨がすこし降ったがすぐに止み、快適にたき火を囲んでウダウダと過ごす。
夕飯はおでん。(S山記)

【9月24日】 晴れ
BC 6:30 御神楽沢出合い7:30
中の大滝10:40 核心のゴルジュ帯11:50-14:10 水晶沢出合い14:20

昨日、湯沢の出合いで停滞していたので気力体力は十分。4:30起床、6:30出発。
ム沢の出合いまでは平凡なゴーロ状の河原が続く。時々白く磨かれたミニゴルジュの出現で楽しい。
側壁は高く枝沢は磨かれたスラブをもち見ごたえがある。ム沢の大滝を横目に見て伏流の御神楽沢に入る。
しばらくゴーロを歩くと再び水流が現れ、その先には30mの「御神楽大滝」S山さん、S津さんは登ろうと思っているのだろう、しきりに右に左にと滝を眺めていた。ザイル使用で右泥壁を登る。容易にみえたが、取り付いてみると嫌らしい。
途中の潅木でピッチを切り、更に1ピッチ直上後、少しトラバースしてから落ち口に向かって懸垂。
懸垂しようとした地点には古いシュリンゲが3本残っていた。懸垂10mで沢床に戻る。 ゴルジュの中の小滝をいくつか越えると右岸に素晴らしいスラブ郡が広がる。それは見事だ。
その先に30m大滝、(中の大滝というらしい)磨かれた白いツルツル岩が美しい。

トポは左のようだったが、右から登り、滝に向かってトラバース、ザイルを使用で滝の上にでて、左に渡り上の5m滝は左から登る。そして本日の核心部のゴルジュ帯。通過不能で巻きばかりの記録の中、S山さんがS子さんから仕入れた情報によるとゴルジュの中を通過できるらしい。俄然通過に意欲が出て、ゴルジュに突っ込む。
3m、5mは特に困難もなく通過、さらに3m滝を通過すると、通過不能に見える5m滝、S山さんリードで取り付く。滝にとりつくには釜を8mほど泳がなければならないのだが、なんと、絶妙なフリクションクライミングで見事にヘツッて行った。


続いたS津さん、D介くんは最後の1歩をヘツリ損ねてドボン。 S見は3歩でへツリをあきらめ最初から泳いでしまった。その先の3mは左を登り、荷上げ。その先5mは水流の中が階段状、その先の斜瀑5mは左から登る。 ここで見事なハーケン打ちを披露したD介くん、S見には回収できず、残置してしまう。
大岩の挟まった滝を越えると河原状になり、ゴルジュは終わった。前方に見事な奥壁がスクリーンのように広がった。
雪渓がなくなった草原状の小台地にタープを張る。

1日目(停滞したので2日目だが)は滝有り、釜有り、ゴルジュ通過と楽しい沢登りだった。
到着時間が早いのでのんびり薪を集め、焚き火を楽しむ。奥壁を正面に眺めながら飲むお酒、至福の時を過ごす。
夜は奥壁に囲まれたプラネタリウムのような満天の星空、ただ、秋の気配がそこかしこ。
涼しい???いや、夜は寒かったです。
(S見記)

【9月25日】 晴れ
朝は寒かったが真っ赤に染まる奥壁を堪能した。
6時半過ぎに出発、日が差し始めると暖かくなる。いや、暑い。首の後ろが焼ける。
ここから先はどの記録もそんなに詳しくは書いていない…どうなるものかとちょっと緊張しながら本谷を進むと巨岩チョックストーン帯になり(水はちょろちょろ)、高度をどんどんあげる。
Wさんは谷川の4ルンゼみたいだと言っていたセクションを進む。
一か所チョックストーンを越えるのが悪かったが、その後の露出間のあるセクションに来て、ルーファイ会議。
正面ルンゼと思しきルートは濡れて真っ黒で灌木も少なそうで、いかにも悪そう。αルンゼもAルンゼも凶悪そうだ。
やや右寄りに進んでみることにして、ザイル一ピッチ伸ばすと、ザイルなしで行けそうなスラブが稜線近くまでつながっているのが見える。

1ピッチノーザイルで登ってからS山‐S見、D介‐S津のオーダーで登る。
おおむね2級~3級プラスぐらい?なのでステルスで快適に登るが、プロテクションはリスがほとんどないため、灌木頼み…
遥か下にテン場が見える。天気は快晴、良い景色だ。
しかしメリハリがなく飽きっぽいD介ーS津コンビはだんだん無口になってしまう。
何ピッチ登ったか忘れたころに傾斜が緩んで、ザイルをはずし、さらに1ピッチ登ったところで藪漕ぎ5秒で登山道に出た。11時30分。あとは栄太郎新道を2時間で下り、デポを回収したのち、御神楽温泉に入って帰京。
(D介記)

【メンバーのコメント】
去年のリベンジで奥壁にいってきました。
2日前まで暑かったのに。すっかり秋の気配。さ寒い・・・朝がとっても。
なのにみんなズンズン水の中へ突き進む。
心臓麻痺起してしまうと思ったけど御神楽沢は変化に富んでいて面白かった。
奥壁本谷スラブはⅡ~Ⅳ程度となっていますがⅢ+ぐらいでしょうか?
スラブ帯に入ってからが長いので少々飽きますかどね。
でもある程度自由に自分が登れる所を行けるので楽しい!
沢+乾いた岩、焚き火、満天の星空と三日月と美味しい御飯。ヽ(^。^)ノ
残念なのはナメコ。やはり早かったのだろう、ほんの少ししか出ていなかった。
(S津記)

沢を詰めると奥壁ばばーん、キター!みたいな所が好きなので、御神楽沢奥壁は、どこかの山岳会の記録で朝日に赤く染まる写真を見てからずーと行きたいとおもっていました。
今回は天気とメンバーに恵まれ、大部分の他パーティーが巻いてるゴルジュも突破でき、極めつけの奥壁(この景色が見たかった)も登こととが出来て大満足です。
(S山記)