北ア 前穂高岳 屏風岩 東稜
S藤H明、S口M恵(記)

横尾から涸沢への道すがら、何度も横目で見つつもなぜか登る機会が無かった屏風。
苦節数十年、とうとう登ることができた。
入門コースと言われる東稜だけあって古いがピンは豊富で、堪らなく遠いピンに苦しむという、チビが人工ルートを登る時の辛さ(鐙一番上に乗っても手が届かない→ピンの上に乗るまたはチョンボ棒使用)は無い。

途中フリールートと交差する所が少し分かりずらいが、ルートは明瞭だ。
晴天の下、背後の常念から蝶の稜線がくっきりと美しい。
蝶の山小屋もよく見えた。これで日本の代表的なアルパインの岩場をだいたい経験できたかな。

翌日、吹奏楽フェスティバルを聴きに行きました。演奏したのは中高生からおとなまで。
都立国立高校が断トツでした。音楽コンクール金賞の名門で、ディープパープルからクラシックまで、たいしたものでした。
国立高校は偏差値上位校、どのクラブも女子が多かった。(S口光恵)

屏風は、雲稜、東壁ルンゼ雨中退に続く、三回目、前夜は雨で心配したが、まずまずのコンデションだった。
正直なところ、東稜よりも、T4尾根の方が難しかった、というか恐かった。

実は、T2とやらには行ったことがなく、今回が初めての経験、おっかなびっくり、ザイルを出して行ったが、歩けた。
とはいえ、ちょっとでもミスしたら大墜落だから、無理は禁物といったところ。

各ピッチとも、ひねくれたラインはなくスッキリと上がって行ける。ピンもやたら近くて拍子抜け。
最後のひとつ前のピッチがちょっと判りにくくくて、短く切ってしまう。正面の岩の右裏に回り込めば易しい。
後ろから男性二人のパーティーがやって来る。
若い人とかなりな年配の人の組み合わせ。
年配の方は30年ぶりのアルパインだって。それにしても登るのが早い早い。
我々は、懸垂したが、彼らは、今夜はビバークして、明日、稜線に抜けて、パノラマ新道から上高地に降りるという。
下山して、横尾に到着したら21時でした。(S藤H明)