唐松岳(八方尾根往復) 2012/3/20

山スキー

3/20(火)晴のち雪(主稜線は風&ガス)

八方山荘8:48→主稜線(唐松山荘ヘリポート)11:15~30→唐松岳頂上11:50→Dルンゼdop point12:10~45→八方尾根ゲレンデ兎平14:25~55→八方バス停15:20

S山さんPと一緒にリフトトップの八方山荘から入山。我々K岡PはDルンゼ狙いなので気忙しく先行する。

最初は晴だったが、早くも9時過ぎから高層雲が広がり始める。10時過ぎには白馬岳の頂上は雲で覆われ、雲量も10となる。
頂上への最後の登りは風も強く、目前の頂上も見えない。
頂上からDルンゼのdrop pointを覗き込むと、まだ視界はきくようなので、行くことにする。
天候悪化までに滑りこめるか?あまり時間がない。

Drop pointで潅木にセルフビレーをとり、スタンディングアックスビレイで確保されながら風下斜面でピットチェック。
K岡さん2回、M平も1回するが、自信がもてない。
視界も急速に悪くなっており、滑降斜面が不明瞭になってきたので滑降を断念し、八方尾根をゲレンデ最下部まで滑った。

<参考/雪質など>
・八方尾根上:
風に飛ばされて固い箇所が多かった。
吹き溜まり&風下斜面ではウィンドパックされた新雪10~20㎝が融解凍結層に載っている。
総じて接合は悪くはないが、南斜面はやや不安定。
滑降には疲れる雪質だった(カリカリ&重い新雪)。

・主稜線上:
北西風の影響で総じて硬い。部分的にエビの尻尾状となっていた。アイゼン歩行に終始。

・Dルンゼdrop point風下斜面:
新雪30~40㎝が融解凍結層に載っている。ショベルぽんぽんテストで18回目に顕著にずれた(M平の時)。
さらに20㎝ほど下にもずれる層あり(滑り面は濡れザラメ状)。
もっと傾斜がきつい箇所ではやばいかも、、と思い、視界も悪いことから滑降を断念した。

・主稜線直下まではシール歩行。それ以降はアイゼン歩行。

・頂上まで行ったのは我々以外に単独行者1名のみ。

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