ルート:明神岳主稜
メンバー:M藤L、Y本

5:30岳沢発~6:05東南尾根取付き〈No.7道標〉~8:00 5峰直下のテンバ(休憩30)
~9:10 5峰上~10:00 4峰上~10:35 3峰上(ロープ1P)~12:00 2峰上(懸垂2P)
~12:50 1峰上~15:00前穂高山頂~17:00岳沢-重太郎新道経由-

BC岳沢から前日に確認しておいた東南尾根取付きまでひたすら下る。風穴を過ぎてすぐ標高1750m位にNo.7の道標がありその向かいにロープが張られている所をまたぎ登り始める。(上高地からだとNo.9の道標がまず現れNo.8に続きNo.7と続きます。30分位だと思います)

踏み跡がうっすら付いた道を行くとすぐに急な登りになります。周りは高い木の樹林帯で展望は無く、笹薮や枝などを掻き分けながらの箇所もあります。途中にロープが張られた細い尾根などがあったりしたが特に危険と感じる箇所もなくひたすら高度を稼ぐ事に集中する。周りの木々が低くなり空が見えてくると傾斜も緩くなりすぐに5峰下のテンバに辿り着く。焼岳、乗鞍、霞沢岳、大正池がバランスよく視界に広がりとても気持ちいい癒しのテンバだ。長めの休憩を終えて5峰頂上へ向かう途中で単独の男性に会い話しをした所、5峰頂上から4峰へ行くルートが解らず引き返して来たそうだ。

IMG_0422 4峰頂上
5峰頂上までにテンバが数箇所あって踏み跡もしっかりついて迷う事はなかったのですが、それから先がたしかに解りづらく踏み跡がかなり下まで続いていてあちこちに分岐していました。私たちは頂上からかなり下った深いハイマツを強引に横切りました。振り返り確認すると頂上から少し下った所に浅いハイマツを横切る踏み跡が岳沢側に回り込むようにあります。その先の岩と岩の間を通るのが正解のようでした。

そこを通過すれば4峰までは一般登山道のように踏み跡がはっきりしていて軽快に歩けます。
4峰下にテントが張れるスペースがありました。頂上からは3峰~主峰が同じ間隔で並んで見えます。3峰はこれまでと様子が変わり、どこを登るのか遠くから見たのではよくわかりませんでした。

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3峰の基部の着きしばらく行くと岳沢側に回り込む道と残置支点が上部見えて「直上できるかな?」と思うルートがあったので先頭を行くM藤さんを呼び止めて直上ルートを観察し難易度的に登れそうなので直上した。3峰頂上からのクライムダウンが難しそうで危険だったので、ここで初めてロープを出し確保しながら降りることにした。

2峰頂上までは快適な岩登りを楽しめて頂上に残置スリングがたくさん巻かれた岩の支点が登場。
先は切り立った崖になっており懸垂の支点であると察しが付く。途中に大きいテラスがあり2Pの懸垂下降が必要です。支点はしっかりしていて新しいスリングも巻いてありました。装備は60mロープを1本。1P目でロープダウンしても中間テラスに届いているかは、支点から確認できず不安でしたがいざ懸垂で降りると十分に足りてました。

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主峰はピラミダルな山容で槍ヶ岳と匹敵するほどに立派です。山頂まで明確な巻き道もありましたが尾根沿いを進んだほうが岩登りを満喫できお勧めです。主峰から奥明神沢のコルまでの下降では、懸垂支点が数箇所あったがクライムダウンで問題なく降りました。最短で岳沢に下るなら奥明神沢を下れば早そうだ。

残すは前穂高山頂への登りのみ。距離、標高差が結構ありますが快適な岩登りが出来てとても楽しい登りでした。頂上に到着し握手を交わし、天気も景色も最高で人生初のバリエーションルートを踏破した余韻に浸りながらのんびりした。頂上にはテンバがありこのままここで泊まれたらいいのにな~と考えていたが時間も時間なので岳沢小屋までの長い長いくだり(1000m)を思い山頂を後にした。
重太郎新道から明神岳がよく見えて、とてもよい山行になった事を感謝した。

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