昨年に引き続き、北海道・層雲峡へアイスクライミングに行って来ました。充実の3日間を氷まみれで楽しむことができました。

昨年は、定番の「銀河の滝」と「雲井の滝」を登りましたが、今年は横文字シリーズで「パラグーフォール」「バーニシングムーン」「ブルーウルフ」を登りました。

◆北海道・層雲峡
◆パラグーフォール、バーニシングムーン、ブルーウルフ
◆S藤H明、S口M恵

<バラグーフォール>  40m 2ピッチ Ⅴ

朝、羽田から旭川に飛んで、その日のうちに登ってしまいました。
2ピッチです。下は20mほどで85度くらい、上は20mで完全なバーチカルです。先客の札幌の山岳会の人たちは細過ぎるとのことでパスしたようでしたが、私たちは恐々ながら登り切りました。


<バーニシングムーン> 60m 3ピッチ Ⅴ+

ラッセルに苦しんでいると、真っ赤な帽子を被ったクマゲラが一心不乱にコンコンとやっていました。なかなか見ることのできない野生の鳥で、絶滅危惧種なんだそうです。蟻を食べていたようです。

残月峰に掛る滝は、3ピッチで60mほどあります。国道から頭上高くかぶり気味に垂れ下がっているのがよく見えます。最初と最後のピッチは概ねフリーで行けますが、核心の真ん中35mは全てド・バーチカルのシャンデリアです。死ぬ気で10mほど登っても、見上げる垂直の氷壁はマダマダ延々続きます。氷質は悪く、飛沫が瞬間で凍って氷達磨になってしまいました。

あまりの恐ろしさに心臓が破裂しそうで、途中、アバラコフを作って一旦下降・・精神統一をしてから出直しました。そんなこんなで、なんとか登ることができましたが、全身、氷の鎧を纏ったような姿になってしまいました。疲れ果てて、その日の夜は僅かばかりのトカップワインで即撃沈してしまいました。

<ブルーウルフ>    50m 1ピッチ Ⅳ+

滝の特定が難しく、間違って、手前の沢を1時間半もかけて胸までの激ラッセル・・汗まみれで壁の下まで行ったが、なんーにもない。戻って、一本先の沢に出合うと・・ドカーンと緑色の氷瀑が聳え立つ。
ブルーウルフというよりグリーンウルフといった感じです。
ここはM恵さんリードで狙うが「こりゃー垂直だょー、寝てるって嘘だろーやってらんねーょー」とのことで降りてくる。H明に替わるが、滝上は氷がグズグズでスクリュービレイもままならず、頑丈な灌木などの支点もない・・よって、そこから絶悪のミックス風の垂直気味の草付きズルズルクライミングでようやく太めの木に辿りつく。あー恐かったー。