メンバー:A山L、T橋、N島

記録:
5月1日(木)
バスターミナル駐車場発、午後から風雪。ま、今日は全部登りだからと諦めて出発。雪は池山小屋上から。雪が多くなってからアイゼン装着。3月にY本君と敗退した箇所はやはり夏道が出ていなくてやや左から直上。長野県警の着けたピンクのマークがまぶしい。なんとかロープ出さずに切り抜けたが、下りはロープ必要かと。
あとはひたすらのぼり。午後になって急に風雪強まる。何も見えない。我慢しきれなくなりテントサイトを構築開始。それでもホワイトアウトの切れ間で空木避難小屋を見つけ、喜び勇んで駆け寄った。しかし、戸口は完全に埋没。それでも掘り出そうとしたが途中で断念。小屋の横にテント設営。

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5月2日(金)
夜半テントをゆるがせていた風もなくなり、朝から快晴。さすが晴山晴秀。念願の空木岳に登頂。ところがそれからが長かった。あがったりさがったりを繰り返す。ポイントポイントでのロープ使用あり。
木曽駒ケ岳CSへの到達はあきらめ、檜尾岳避難小屋目標に切り替えるが、ついにN島君へたりこむ。途中でテント整地をしている間に、なぜかN島君復活。それから1時間ほどで避難小屋に到着。誰もいなくて超快適。よかった~。

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5月3日(土)
風がきついが、日の出がきれい。気分一新して、宝剣を目指す。またまたあがったり下がったり。でも途中ロープの出番なし。極楽平からロープウエイ駅を望むと、登り返すのが面倒になり、南から宝剣アタックで木曽駒をカットして下山する旨提案。いちもにもなく、お二人の同意いただく。

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宝剣の取り付きでザックをデポし、ハーネス装着とロープを一本だけ持って登り始める。でもこれが結構大変。鎖やはしごが出ているところもあるが、なかなかのもの。特に雪壁のトラバースは実質5mくらいだったが、結構緊張する。そのあとも岩の間を縫い、山頂へ。天気が良いうちに到着できてよかった。
こうなると、もう心は下山。登りの怖いトラバースは雪壁直上でクリア。こっちのほうがよっぽど簡単。でもくだりは良い懸垂支点がないのでトラバースするしかないか。ザックを回収、あとは降りるだけ。

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感想:
【N島】
初日、ひたすら登り。午後は吹雪いて冬山の様相。GWってもっと平和な山であるべきなのに裏切られた気分。
泊まろうと思っていた避難小屋は雪に埋もれて使用不能。ここでもまた裏切られた気分。
二日目、35歳の誕生日。予想していたとおり晴れる。俺の誕生日なんだから晴れるに決まってるもんね。
でも、ひたすら稜線歩き。行けども行けども似たような景色の無限地獄。終いにはバテて体力不足が露呈。
散々な誕生日でした。
三日目、いよいよの宝剣岳。空身で行くも、もの凄く切り立っているので足がすくみ気味。
山頂では晴れて、眼下に千畳敷を見下ろしていい気分。
体力的、技術的に予想よりハードでしたが、気分よく楽しめました。

【T橋】
空木行ったことないし、雪の宝剣も登ってみたいしと、何の気なしにお誘いに乗った中ア縦走計画。
断崖絶壁のトラバース、黒戸尾根を超えるアスレチック登山道に驚き、来る日も来る日も目の前に立ちはだかる高い尾根と深い谷、ひざ上までもぐり、踏み抜くグサグサ残雪のトリップ・・・・じゃなくてトラップに泣く。ふたを開けてみれば、ロープ大活躍のエクストリーム一般道(?)でした。恐るべし、山深き中ア。
直前に涸沢岳西尾根から帰ってバテバテだったこともあり、まさかのダイ・ハード・トレーニング山行となりましたが、よきチームワークで無事生還。ザ・縦走登山を堪能しました。

【A山】
2月末から多忙になり、GWへの練習が全くできないなか、ストレスと焦りにまみれていました。しかし、なんとか「雪山勘」は保持しておきたかったので、T橋さん、N島君に無理をお願いし行ってきました。二人のおかげで、初期の目的は達成できました。本当にありがとうございます。
中央アルプス主脈縦走はフリーにたとえると「10aのつもりでとりついたら実は10cくらいあった」というところでしょうか、事前に想定していた以上に「雪壁あり」「懸垂あり」でロープを結構使いました。お正月に縦走するとしたら、かなりの苦労が伴うものと予想します。その意味で、総合力が必要なルートでした。特に宝剣の南稜では、切れ落ちた雪壁の超怖いトラバースがありました。頂上では大阪の知人にも遭遇しました。昨年、赤蜘蛛でお会いしたかたです。「よく会うなあ」と言われました。