中津川本流 2016/8/11-13

沢登り

メンバー:H本L、S津、S幡

8/11 中津川橋(入渓/8:00)-白滑八丁(8:30)-取水口(11:40)-観音滝(14:20)-1070m付近(C1/15:30)
8/12 C1(6:50)-神楽滝(8:00)-熊落滝(9:40)-三筋滝(12:40)-朱滝(14:20)-1490m付近(C2/16:30)
8/13 C2(6:10)-ヤケノママ(6:30)-登山道(9:40)-西吾妻山(11:10)-ゴンドラ(13:20)(タクシー)-中津川レストラン駐車場(14:30)

8/11
中津川レストハウス駐車場に車を止めて、渓谷道で中津川橋まで下り、適当な所から下って入渓。水で磨かれた柱状の沢床がお出迎え。ちょっと進むと渓谷道から降りる道が合流し、その先にコンクリートの橋。中津川渓谷道は、何処まで道が整備されているのか判りませんが、地図上では取水口まであるらしい(あやしい)。
30分程で白滑八丁と呼ばれるスラブ床に到着し、フリクションが利く分には素晴らしく楽しいのですが、1ヶ所ヌメって仕方ない所がありロープを使用。高度差はほぼ無くウオータースライダーができそう。

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ここを過ぎてゴーロ帯を歩くと、深い釜の魚止めの滝が出てきて左岸から巻き。この後は取水口、銚子口へと続きます。銚子口では、2人の釣り師と挨拶を交わして1人が右側で竿を出しているので、左淵の上を巻いていると、釜の中に大きなイワナが泳いでいるのが見える。
深い淵を通過すると直ぐに大きな釜を持つ観音滝で、ここも左岸から巻き。後は小さな滝をいくつか越えると、左岸に良いテン場あり。ツエルトと焚き火の準備をしていると、後ろから2人組みのパーティーがやって来て、聞いてみるとあと1時間行動して、明日は西吾妻小屋まで行きたい様子。自分達と行動が被らなくて良かった。

8/12
少し遅めの出発で、1時間程で権現沢出合い、その後すぐに神楽滝。ここも少し戻った所から左岸を巻いていると、木に金属プレートが。文字は判別できませんが、昔は道だったのかも。

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丁度、夫婦滝の前に下りたので、しばらく休憩して行動再開。ここらか鎖場のある静滝を越えると、熊落滝になり高さはそれ程ではありませんが、側壁が両岸共そそり立っていて威圧感あり。
できるだけ小さく巻こうと、右側を少し戻ったルンゼ状に入ったが、これが失敗。支尾根に乗って空身で上部の偵察に行ってみても、岩壁基部に当たり引き返し。さらに左岸を戻った支尾根に取り付いて登って行くと、100m程上がった所で上部側壁帯になる。その下を傾斜の緩い笹藪を狙って上流側へトラバースし、滝の音を聞いて200m程進んでから下降に入る。ここにも踏み跡らしきものがあり、最後に15m程の懸垂で沢床に戻れました。
大高巻きが続くので、少し疲れが出る。小滝を越えて休憩後に三筋滝(筋滝)へと続く。ここは、沢自体が右側に屈曲し、正面には2本の細流が見える。S幡さん空身でリードも、その後の荷揚げでは傾斜が無いためザックへのダメージ大でした。

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最後の朱滝も、かなり戻った左岸の支尾根に取り付きますが、ここも70~80m程登ると、傾斜がかなりきつくなり、最後は被った木登りをする羽目に。岩峰上の弱い木なので、ゆっくり体重を掛けて上がり、上部の太い木にロープを固定(このラインはお勧めできません)。後で気が付いたのですが、肝心の朱滝の写真を撮って無い。時間を気にしてたり、高巻きに気を取られていたりで、すっかり忘れてた(泣)!
朱滝を越えると、いかにも居そうな淵が続くのですが、テン場を探す方が大事なので先を急ぎます。幸いにも絶好のテン場適地が右岸に見つかり、今夜の寝床とします。夕食は昨晩に続きS津料理長、いつも御馳走さまです。

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8/13
一昨日より冷えた感じで少し寒かったが、今日も天気良く晴れ。ヤケノママは硫黄臭があり、一部に煙が上がって小さなお湯溜まりがあり。ちょっと先は左岸が崩壊して沢が落石で埋まっており、山肌は露出しています。
ここを越えると後は平坦なゴーロ歩き。1600mの二俣を越えると沢幅は狭くなり、1700m位から倒木が目立ち出し、1800mからは両岸は笹薮で覆われてます。いつくかの池塘を繋いで沢形を詰め、最後は笹薮を漕いで1870mの登山道に出て遡行終了。
沢装備を着替え、身軽になって縦走路を歩き出し(ザックは重い…)。凡天岩への急登手前に「大凹の水場」があり、細いが水の補給は可能。あとは、西吾妻山頂からゴンドラ駅を目指すのみ。S津さん、S幡さん、3日間お付き合い頂き、ありがとーございました。

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