メンバー:A久L、S見、S津、N野

2/28(曇りのち晴れ)
7:50 品沢高原発 - 10:30 ナマズの岩壁着 - 13:00 マッコウクジラの岩壁 - 16:00 PⅣピーク

山行期間の3日間のうち2日目が崩れる予報。完登はよっぽど天が味方しないと無理と思いつつ戸隠に触れたくて転進せずにP3尾根へ向かう。
品沢高原に車を止め林道を進むと直ぐにP3尾根の末端へ。ここでアイゼンワカンをセットし、しばらくは樹林帯の急登。
最初の広いピークを越えると尾根は痩せてくる。
雪の状態が良いのでサクサク歩け、岩壁を巻く急斜面もロープ無しで進む。

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ナマズの岩壁で最初のキノコ雪登場。ワカンをここにデポ。A久がスコップ、スノーソー、スノーバーを身にまといゆるい雪壁をロープ引いて登る。
キノコの直下のヤブにセルフビレーでぶら下がり、ルーフ状にはり出した雪をスコップで掘りまくる。1時間ほど掛かってやっと体が抜ける程度の登路を削り出し、木登りまじえて突破。後続をスタンディングックスビレイで迎える。晴天ので気温も上がり、待っている方もポカポカ陽気。全員が抜けるころには左右で頻繁に雪崩の轟音が戸隠の大伽藍に響く。

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続いてマッコウクジラの岩壁が登場。ここはN野さんが空荷になりスコップ持って取り付くが慣れない登攀スタイルに苦戦しA久に選手交代。
今度のキノコはさっきのよりデカく、ルーフ状に頭を押さえつける。スコップによる天井ラッセル、掘削作業をで階段を作って登る。体が空中に放り出されそうで怖いのでスノーバーを固め打ちして突破。ザックは荷揚げ。だんだん高度感が出てくる。右にはP1尾根。左にはP5尾根正面には稜線直下の大岩壁帯が両翼を広げ、戸隠独特の迫力で我々を飲み込む。

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さらにキノコ雪がのる小岩壁が出てくるが、ここはN野さんリードで左からルンゼ状を登り、途中から空荷になって雪壁にロープを伸ばす。
登りきったところがPⅣピーク。標高は1750mとトップアウトまであと150m程度。

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正面には要塞のようなP3尾根核心の岩壁が我々を拒むように威圧している。
時間はすでに16:30を過ぎているので行動はここまでとし、S見さんN野さんにテント設営をお願いしA久とS津さんで岩壁の偵察班へ向かう。
暗くなる前にPⅣピーク上のテン場に戻り、明日の作戦会議。ただし天気予報は良くない。

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3/1(雪)
6:30 行動開始 - 7:40 下山開始 - 14:00 品沢高原

4時に起床するとテントをなでる雪の音。粒の細かい雪が未明から降り出し、視界もよろしくない。
前進せず下山を即決。昨日岩壁を見ていないS見さんN野さんも偵察しておくべしと雪壁にロープ1ピッチ伸ばして岩壁を見てから下山に掛かる。
時間は余裕があるので、なるべく残置物はしないように、キノコ雪からの下降も土嚢懸垂はせず、ビレイしてクライムダウンし、ロープを使って荷下げと立ち木からの懸垂を繰り返す。
これは登りよりも下りの方が怖くてやっぱりスノーバーは固め打ち。
そんなこんなで降雪で消えかけたトレースを追って14時に品沢高原へ下山。
登れなかったけどやはり戸隠は良い! また行きます。
(A久)