奥只見 恋ノ岐川 2013/8/10-12

沢登り

メンバー:H本L、N村、K岡、H、T内

8/10(土)
平ヶ岳登山口に車をデポし、恋ノ俣橋まで自転車で戻って入渓。恋ノ俣橋には、車がすでに5台駐車してあり、私達で6パーティーとなる様子。清水沢の出合いまでに、2パーティー(二人組)を抜いて休憩すると、K岡さんが竿を出し、すぐに1匹目をヒット。
三角沢までに、もう1パーティー(四人組)を抜き、先行者は多くても2パーティーとなる。これならオホコ沢でのテン場もなんとかなると考え、オホコ沢出合まで足を伸して初日の宿とする。
テン場は、左岸の踏み跡を少し登った所で判りにくかったが、Hさんが見つけてくれました。この後、N村さんとK岡さんが釣ってきてくれた岩魚を皆で御馳走になりました。

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8/11(日)
オホコ沢から1:3(1480)の出合いまでは、明るく平凡な渓相。ここまでに幕営適地が2,3カ所あり。この先の沢の中で、冬に流されたと思われるテント生地やマットなど数点を回収。
右から茶色10m滝(1680)がかかる枝沢を越えると、40m大ナメ滝が現れ、何段かになっており上部が若干立っている。ここを越えると水量も減りヤブも出てくる。1800m付近で左から入ってくる枝沢を詰め、30分ほどで稜線の登山道へ出て、無事に遡行を終了しました。

8/12(月)
長くて暑い下山でしたが、T内さんもよく頑張りました。なお、下山途中で会った単独のおじさんによると、昨日、恋ノ岐川を、私達を先行して遡行していた様子。他にも三人組のパーティーがいて、両者とも、オホコ沢出合より上部のテン場で泊まったとのことでした。

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<N村編>
8月10日
入渓地から清水沢までは小さな滝が連続する。小さな釜で1回泳いだ他は水量もそれほど多くなく、不安なく遡行可能だった。清水沢以遠はナメが続く。白い岩肌が日光に映えて非常に気持ちよいところ。恋ノ岐に来て良かったと思うこと請け合い。清水沢近辺からはイワナの魚影も濃い。その後も手ごろな滝が連続し目を楽しませてくれる。
オホコ沢に近づくと砂が多くなってくる。一日の疲れも出始めアクアステルスの沢靴がスリップすることも。

8月11日
オホコ沢以遠は徐々に水量も減ってくるが、しばらくは非常に魚影が濃い。釣り師のパラダイス。すでに上流域に入っているというのに沢幅も広く、穏やかな流れが続く。まだ下流域にいるのではないかと錯覚してしまう。ザ・癒し渓。いつのものか?流された登山道具が点在しそれを拾得する。
右手に見えた赤茶けた10m滝を横目に2段10m滝では念のためロープを出す。さらにその奥には40m大ナメ滝が見える。ロープを出すか少し悩むが、よく見れば、ホールド類もしっかりあるので全員ノーロープで突破。大ナメ滝を過ぎると徐々に沢の原頭部に近づき、登山道にもっとも接近したと思われるところで支沢に入り、ヤブコギ開始。30分ほどで登山道到着。
池の岳を過ぎ、まずは本日の寝床を探す。姫の池からはしっかりと木道が整備されており、ところどころに設置されたテラス状のところを選定。時間も早いため平ヶ岳山頂を目指す。平ヶ岳山頂が平らなのはもともと平野であったのが隆起してできた地形だからとか。夕刻ブヨにまとわりつかれながらも快適な一晩を過ごす。ペルセウス流星群のかけらを見つける。

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8月12日
あとは下山するだけ、であるが、これが長い長い。水場としては大倉清水まで期待しないほうが吉。下台倉山より先はところどころトラロープもあり、勾配も急であり、ハイクアップするにはなかなか大変。下山中はK岡さん、T内さんのキノコ談義に花が咲いていた。

(ルート)
・全体的に開放感にあふれた渓相で気持ちが良い
・オホコ沢まではアクアステルスがよく効く
・オホコ沢以遠はやや苔の付着を感じるが、初心者以上であれば場合によってはすべてノーロープで遡行することも可能。不安になったらロープを即出すべし。
・水量も多くなく、ところどころの釜では泳ぐこともあるかもしれないが、気温が高ければそれもまた気持ちの良いものである。
(幕営地)
・清水沢より上流は数か所幕営適地があった。
・オホコ沢出合が最も快適か
(魚影)
・清水沢より上部ではイワナの魚影が濃くなってきて、オホコ沢より1時間程度のところまでそれが続く。
清水沢でK岡さんがテンカラで1尾ゲット。オホコ沢付近でK岡さん2尾、N村1尾ゲット。
(入渓状況)
・お盆休みの週ということもあり、入渓地では先行パーティの車もあり。
幕営地の心配もしておったが結局それらのパーティをパスしてしまい、われわれが先頭の状態であった。
※実際はさらに先行者がいた(3名パーティと単独)

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